股関節の痛み
若い頃からスポーツが好きで、20代、30代とゴルフ、テニス、バスケットボール、トライアスロン、トレッキングなどを楽しんできました。30代後半から股関節の痛みが気になる様になったのですが、疲労が重なって筋肉痛が出ている、と思い込み、特に気にも留めていませんでした。それから2、3年が過ぎ、股関節に常に異物が挟まり、それがゴリゴリと擦れているようなかなり強い痛みが出るようになり、日常生活にも支障が出始めてきたので、思い切って整形外科に行きました。そこでは診断結果を聞かされず、精密検査をした方が良いので、大学病院を紹介する、と言われ、紹介された病院に改めて掛かりました。そこでは様々な精密検査が行われ、最終的には「特発性大腿骨頭壊死症」と判断されました。これは股関節のボール部分が徐々に壊死してゆく疾病だそうで、原因も治療法もわからない、との事でした。最初はあまりの事にショックで何も考えられなかったのですが、病院に定期的に通い、先生から丁寧に説明を受けることで、少しずつ状況を受け入れることができるようになってきました。以前のように激しいスポーツはできなくなってしまいましたが、全くできない訳ではなく、今でも趣味の範囲で楽しんでいます。日常生活でも、あまり股関節に負担が掛からないようにするなど、疾病と上手に付き合ってゆくように心掛けています。